Q1. 治療の前にどういう検査が必要ですか?
血液検査の他に、超音波検査、CT検査、MRI検査、超音波内視鏡検査、内視鏡的逆行性膵胆管造影検査など行い、広がり具合を評価します。また、病理学的検査(顕微鏡で観察する検査)のために、十二指腸乳頭部から組織を採取します。
Q2. 治療は安全でしょうか?
治療に伴う合併症として、出血・膵炎・穿孔などが起こる可能性があります。出血に対しては内視鏡的に止血可能ですが、困難な場合には血管を詰める治療を行うケースもあります。膵炎に対しては補液や抗膵酵素剤・抗生剤などの投与を行います。ほとんどが保存的に対応可能で安全に施行できます。
Q3. 治療は1回で終了でしょうか?
切除した腫瘍を病理学的に検査し、がんの合併を認めた場合には追加治療を行うか検討します。また、治療後は定期的に再発がないか内視鏡的にチェックします。再発を認めた場合、内視鏡的追加切除や専用の処置具を用いて焼灼もしくは外科的切除などを検討します。