Q1. ステントに種類はありますか
プラスチック製と金属製があります。プラスチック製は2-3mm程度の径で、金属製は10mm前後の径のものが多く使用されます。金属ステントにはカバーがついたものと、ついていないものがあります。一般的に、径の太い金属製ステントの方が閉塞リスクが低いとされています。
Q2. ステントはどのぐらいで閉塞するのですか
プラスチックステントは 2―3 ヶ月程度、金属ステントは 6 ヶ月程度と言われていますが、患者さんの状態により、短くなることも長くなることもあります。閉塞した場合は、ステントを入れ替えるか、ステントを追加することがあります。患者さんによっては、短期間で閉塞を繰り返してしまう場合もあります。
Q3. ステントは抜くことは可能ですか
プラスチック製とカバーが付いた金属ステントは抜くことが可能ですが、カバーが付いていない金属ステントは抜くことができません。胆管の閉塞状態などに応じて、いずれのステントが適しているかが変わってきます。詳しくは担当の医師にご質問ください。
Q4. 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術で留置したチューブはいつまで入れているのですか
通常は胆管炎の急性期に挿入されることが多いため、病状が改善してきたらステントに交換されます。数日から1週間後に抜去されることが多いです。