EUS(超音波内視鏡検査)

先端に小型の超音波観測装置の付いた内視鏡(胃カメラ)によって、胃や十二指腸の周りにある臓器を観察する検査です(図)。
膵臓は胃のすぐ後ろにあり、胆管・胆のうも十二指腸に隣接した場所にあるため、詳細な観察が可能です。

質問

Q1. どんなときに行いますか?

胆管、胆のう、膵臓の疾患が疑われる場合の精密検査法として行われています。画像の精度は現在一般的に行われている画像検査(腹部エコー、CT,MRIなど)の中で最も高いと言われており、小さな病変やわずかな変化も指摘することができます。

Q2. 入院しなくてはいけませんか?

外来で行う検査です。検査前の準備は通常の内視鏡検査と同様で朝から絶食とするのみです。水分は水やお茶であれば摂っていただいて結構です(むしろ脱水を予防するために摂ってください)。検査時間は15分~30分程度です。鎮静薬(眠り薬)を注射して検査を行いますので、通常はあまり苦痛を伴わず、眠っている間に検査が終わることが多いですが、鎮静薬の効果には個人差があり、あまり効かない方もいらっしゃいます。

(イラストは、L&Kメディカルアートクリエイターズ株式会社に作成を依頼しました。)